谷川商店は、明治期より地元のみなさまに支えられ、港湾都市・横浜の発展とともに歩んでまいりました。創業者は私の曽祖父にあたり、三重県安濃郡から飛び出してきた際、輸入米を運搬する麻袋が捨てられているのを見て、これを修繕して再利用することを思いついたそうです。1887年、21歳で横浜市中区尾上町にて麻袋卸売業を開業し、100年続く事業へと育て上げました。
時代の流れに伴い、多くのご縁により業態を変革してまいりましたが、アイデアで新しい価値を創り、人々の役に立ちたいという初代の思いとサステナビリティの精神は、当社の経営理念である「創造」と「共生」の原点です。現在は1971年より継続している不動産・駐車場事業に資産を集約するとともに、2019年からは、健康的な食環境の実現に向け、横浜発の新たなブランドを確立したいという志のもと、飲食事業に挑戦しております。
2022年には、おかげさまで創業135年を迎えることができました。神奈川区鶴屋町の谷川ビルディング(本館・アネックス・駐車場)は、横浜駅から徒歩4分という恵まれた立地を活かし、テナント様に安心・安全・快適なビジネス環境をご提供してまいります。また、すべてのお客様にとって利便性の高い魅力的な場所であるよう、ビル価値のさらなる向上に努めていく所存です。
当社は長年にわたる企業活動を通じて、人とのつながりに感謝し、みなさまの幸せな日々を願ってまいりました。これからも、刻々と変化する世の中の需要を捉えながら、豊かな暮らしにつながる新しい価値を創造し、横浜の輝ける未来に貢献すべく尽力していきたいと考えております。引き続きご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。